ボランティア

SNTKBSM2004-11-02

阪神大震災の時、高2だった。
地震発生から1ヶ月後、芦屋に慰問に行った。
当時マジック部に在籍していたため、マジックをして幼稚園児を楽しませる。
というのが目的だったが、そんなの、学校側から「行くか?」って言われたから行っただけ。
自主的に「落ち込んでる園児に微笑みを!!」って自分で企画したわけでもないし、
偉くもなんともない。
ちょこっとのスペースに載せるためにわざわざ取材に来てくれた
新聞記者の方々に少し後ろめたい気持ちがあった。



今回の地震で、避難してる人が一番欲しい物は?とテレビが(大きい避難所で)聞いて回ったら
おむつだとかミルクだとかコインランドリーだとか、意外なものばかり。
たしかに必要なものではあるし、用意してあげたいけど、
そんなことを言い出したらきりがないのも事実。
「とにかく水を下さい」の阪神大震災に比べると遙に良くなっているであろう
待遇に、ちょっと安心した。



しかし、もうちょっと謙虚な気持ちになれないものだろうか・・・。
パンの配給の時には誰も取りに来ないってどうよ?
「もっとあれがほしい、これがほしい」とだけ言うのってどうよ?
テレビでお礼の言葉を聞いたことは一度もない。
さも配給が、当たり前のように。


まぁ、たまたま見てないだけなんだろうけどね。
服でも送ろうかな。というか、服は必要なんだろうか?
今回は「毛布を送って」とか聞かないな。